Leica 3D Disto とは?
Leica 3D Disto は、広いスペース、特殊な形状、傾いた壁、細かい装飾がある場所や手の届かない場所の測定を可能にします。
本体は丈夫で滑り難い構造になっていますので、床にダイレクトに置いたり、三脚に据え付けて使用することができます。
本体は水平方向へ360度転回するので、2点を照射するだけで横幅測定が可能となります。
レーザー距離計では正確な測定が難しかった横方向の距離測定や壁面がない場所での点間距離測定が簡単に行えます。
従って、図面のないリノベーション案件に対する現地調査や図面データを使った墨出し、サイディング・プレカットの採寸機器として利用することができます。
また、距離と角度を測定することにより測定ポイントの正確な位置情報の把握、測定対象物の写真撮影や自動スキャンができます。
製品が設計通りにできているかを検査する機器として、また、3次元測定結果をCADや座標データとして入手したい方にも使われている測定ツールです。
Leica 3D Distoの機能動画
Leica 3D Distoは『測定業務を専門としない方でも簡単に操作できる』をコンセプトとする製品です。
データは3D CAD を見ているかのように、測定状況がリアルタイムで 3次元に表示されていきます。
また、直感的に操作できるようなアイコンやレイアウトが採用されております。
画面を上下左右・斜め方向に自由に回転させ、拡大・縮小することで、全体像を掴み、測定ミスや結果の不備にいち早く気付くことができます。
測定データはレイヤー管理ができ、選択しているレイヤーの名前と色がタイトルバーに表示されます。
タイトルバーをクリックすることでレイヤーコントロールパネルが開きます。
1つの測定ファイル内に最大20のユーザーレイヤーを追加することができます。
表示されるカメラ画像を見ながら測定
タブレットPCに表示されるカメラ画像を見ながら、測定する場所を画面上でポンっと指し示すことで測定できます。
凸凹の壁や段差、高低差があっても連続的にポイントを決めていくことで3次元グラフィック・ビュー(Windows版機能)で測定結果が立体的に見えます。
タブレットPCに表示されるカメラ画像を見ながら、測定する場所を画面上でポンっと指し示すことで測定できます。
凸凹の壁や段差、高低差があっても連続的にポイントを決めていくことで3次元グラフィック・ビュー(Windows版機能)で測定結果が立体的に見えます。
外部ファイルの入出力とProjector(プロジェクター機能)
3D Disto により測定したデータは、DXF/CSV/TXT/JPG形式のファイルとしてパソコンやUSBメモリ等に外部出力できます。
また、CADで作成されたDXFファイルを本体に読込み、Projector機能を利用して、床や壁面にグリッドポイントを照射して施工を効率的に行うことができます。
ツールキット機能
データを保存することはできませんが、簡単な操作で鉛直ポイント、メーターマーク、平行線をすばやく正確に指し示すことができます。
離れたところから、上下どちらかを指定した後に本体が動き、鉛直ポイントを照射します。 この機能は、緩やかな傾斜面でも活用することができます。
また、吊り天井の作業や絵画を壁面に設置する際に有効なツールとして「レベリング」があります。 3D Disto本体を水平に回転させた時にレーザー照射位置を同じ高さのレベルに合わせます。
リロケーション機能
測定に際して本体の設置場所を途中で移動させても、位置情報を本体に記憶させておけば、測定済みの場所から継続して測定することができます。
ビューファインダーとカメラ機能
リモートコントローラの画面には、本体と連動して対象物を素早く画面に映し出し、現場での測定業務や確認作業の効率を上げることができます。
ファインダーはズーム機能を持ち、1倍/2倍/4倍/8倍と状況に合わせて切り替えることができます。
映し出された画像の中心に細いクロスラインが表示され、ターゲットを正確に捉えることができます。
また、カメラ機能によりコントローラ上のカメラアイコンをクリックするだけで、測定箇所の写真を撮り画像ファイルとして保存することができます。
画像ファイルには、名称、ポイントID、日時等の情報が付加されますので、測定後のドキュメンテーション作成時に有効です。
障害物で直接見えない場所も測定可能
障害物や建物等の陰になり、直接レーザーを照射できない場所でも 「オフセット測定用ルーラー」を利用することで測定可能となります。
ルーラーを動かさずにターゲットマークにレーザーを照射した後、2つ目のターゲットに照射しオフセット測定できます。
測量の知識がない方でも、Leica 3D Disto を利用することで正確な測定・調査が行え、3DデータによりCADと連携することもできます。
機能は・・・
標準 測定精度 | ± 1.0 mm |
範囲 | 0.05 ~ 150m |
測定単位 | m |
X-Range Power Technology | はい |
レーザードットの径 、mm | 7×7 mm/10m, 9×15 mm/30m |
測定範囲 | 水平:360° / 垂直:250° |
標準 P2P機能測定公差 | 距離により異なる: ± 1mm/10m、± 2mm/30m、± 4mm/50m |
レベリング範囲 | ± 3° |
ポイントファインダー (ズーム) | 8 倍 |
画像ファイル形式 | jpg形式 |
メモリー | タブレット・PCの容量による |
CADへのデータ転送 | dxf、dwg形式 |
ディスプレイ照明 | はい |
Windows®用無料ソフトウェア | ソフトウェア[含む] |
データインタフェース | WLAN |
3Dポイントデータのインタフェース | WLAN |
バッテリー寿命 | 8時間まで |
多機能エンドピース | pin |
三脚ネジ穴 | 5/8"(インチ) |
バッテリー | リチウムイオン充電式 |
充電時間 | 7時間まで |
保護等級 | IP54 |
寸法 | Ø 187 × 215.5 mm |
重量 (バッテリー含む) | 2.8Kg |
> 仕様詳細はこちら
3D Disto | 3次元測定器は、3次元グラフィック・ビュー機能で測定結果が立体的に見えます |
DISTO S910 | レーザー距離計の最高峰で、距離や角度だけでなく2点間距離や『座標』も算出できます |
DISTO X4 | 専用アダプターと一緒に利用すれば3次元情報を取得・保存できるレーザー距離計で、保護等級はIP65の強靭ボディ |
DISTO X3 | X4と同様にアダプター利用で2点間距離や3次元情報が取得でき、水や埃に強いIP65仕様でX4より廉価な距離計 |
DISTO D2 | Leica DISTOシリーズの屋内モデルベストセラーが新しく生まれ変わりました |
DISTO D110 | Leica DISTOシリーズ最速の測定スピードをほこり、超軽量92gのコンパクトボディは手にフィットします |