レーザー距離計を使ったコンクリートの打込み管理システムを構築
コンクリートを打ち重ねるまでの時間と規定時間と照合し、品質管理をスムーズに行うシステム。
国土交通省の公共工事等における新技術活用システムとして、関東地方整備局にてKT-160096-Aとして登録されました。
コンクリート打設作業において、打設のモニタリングにより効率的に品質管理を実現するシステムです。
当システムは株式会社安藤・間 土木事業本部 土木設計部との共同開発により構築されました。
施工現場と設置状況
施工現場では管理する地点を複数箇所に分けて、各々に測定管理用の機器(レーザー距離計とタブレット)を設置します。
親タブレットにおいて、配置稼働済みの子タブレットと随時通信(ワイヤレス)することで、親タブレット上で集中モニタリングをします。
測定データは子タブレットに保存され、親タブレットが通信可能範囲内にある時に各タブレットより測定データを収集して一元管理します。
施工担当者は、設置されたタブレット画面を見ることで各情報を確認でき、効率よく作業ができます。
コンクリートの高さは、レーザー距離計で測定!
測定距離精度 ±1mm の精度を持ち、Bluetooth®機能を搭載したハンディーなレーザー距離計をタブレットと対にして利用します。( 測定ポイントごとに複数台 )
弊社が開発したレーザー距離計のリモート制御システムにより一定間隔でコンクリート面にレーザーを照射し、変位を測定し、タブレットに測定時刻と測定値をワイヤレス通信します。(当該案件では、タブレットと同一の防塵・防滴ケースに収納)
長時間の連続使用に備えて、予備用バッテリーからの電源供給が可能なように特別加工しています。(オプションでAC電源からの供給も可能)